加齢に伴う肌トラブルには高濃度ビタミンC点滴が効果的
ビタミンCは水溶性ビタミンの一種で、骨や腱などを構成するタンパク質でもあるコラーゲンの生成に必須の化合物です。健康な美肌を維持するために欠かせないビタミンCには、さまざまな効能があります。まずは、シミの元となるメラニンの生成を抑え、黒色化したメラニンを無色化する還元作用です。また、活性酸素を除去する高い抗酸化力も注目すべき効能です。酸化とは、呼吸で取り入れた酸素の一部が変化し、細胞を錆びつかせることです。本来、人間の体内には活性酸素を除去する酵素が備わっています。しかし、ストレスや紫外線などの影響で活性酸素が増加し、細胞は酸化され、老化スピードが加速してしまいます。
活性酸素を増やさないようにするためには、規則正しい生活習慣と食事やサプリメントなどで抗酸化成分を積極的に摂取する必要があります。その代表的な抗酸化成分の一つが、ビタミンCなのです。さらにビタミンCの抗酸化力には、遺伝子レベルで老化を抑制する働きがあることもわかっています。しかし、多くの哺乳動物が体内のブドウ糖からビタミンCを合成することができる一方で、合成酵素を持たない人間の体内では、ビタミンCを合成することができません。つまり、食事やサプリメントなどから摂取する必要があります。しかし、ビタミンCは一度に大量摂取しても、二時間から三時間程度で排出されてしまいます。
よって効率的に取り入れるためには、高濃度ビタミンC点滴がおすすめです。高濃度ビタミンC点滴とは、大量かつ超高濃度のビタミンCを点滴し、体内の血中濃度を急激に上昇させることで、飛躍的に効果が期待できる点滴治療方法です。シミや肝斑、シワやたるみなど加齢に伴う肌トラブルの改善、老化や生活習慣病の予防に効果が期待できます。